『ココス島奇譚』 鶴見良行

2009/5/5読了
旅先のインドネシアで読みました。おそらく氏の著作の中では、最後に読む著書となるでしょう。
インド洋に浮かぶ、ココス島を舞台として、そこで成立していたイギリス人による「王国」や、トラックシステム等による収奪の歴史が描かれます。これまでの著書どおり、個別的な事象の積み上げから普遍性を目指す、氏独特の記述スタイルとなっています。
ココス島の写真や、晩年に書かれたエッセイなども収録されています。

ココス島奇譚

ココス島奇譚