2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月に鑑賞した作品

3/2 『トイ・ストーリー』 ジョン・ラセター 3/5 『コンチネンタル』 マーク・サンドリッチ 3/11 『キャッツ』 デヴィッド・マレット 3/16 『絵本徒然草(下)』 橋本治 3/18 『トイ・ストーリー2』 ジョン・ラセター 3/30 『続・男はつらいよ』 山田洋次

『錯乱のニューヨーク』レム・コールハース 4/4

9.11 ロックフェラー・センターのX,Y,Zのそれぞれのビルでは再び、任意に選ばれた敷地の単純な上方拡大が行われる。ハリソンは結局マンハッタニズムを捨て去った。 しかし考えようによっては、Zの次にはAが再び来るわけである。こうした世界の内破(…

『錯乱のニューヨーク』レム・コールハース 3/4

ロックフェラー・センター 大恐慌中の数少ない進行中の建築であったロックフェラーセンターには、部外者からの魅力的な提案が常にもたらされる。委員会が非本質的な決定を延期すればするほど、求める解決法はかつてでは考えられもしなかった贅沢な形式をまと…

『錯乱のニューヨーク』レム・コールハース 2/4

摩天楼の想像図 一九〇九年のこの「(摩天楼の)プロジェクト」は、かつての大衆紙『ライフ』に載ったものであり、しかも描いたのは漫画かだったという事実――方や当時の建築専門雑誌の方はまだまだボザール建築一辺倒だった――は、今世紀初頭に「大衆」がマン…

『錯乱のニューヨーク』レム・コールハース 1/4

現代建築を学ぶものにとっては必携と言われる本書。内容はニューヨークの19世紀末から20世紀半ばまでの建築の様相を巡る列伝ともいうべきもの。奇人伝を読んでいるような趣もある。 『摩天楼』や『過密の文化』というキーワードで、いち巨大都市の建築史が、…