2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月に鑑賞した作品

今月は以下の作品を鑑賞した。 10/8 『葉と実でわかる 街路樹の呼び名事典』 亀田龍吉 10/15 『もののけ姫』 宮崎駿 10/16 『ティファニーで朝食を』 カポーティ 10/21 『ハウルの動く城』 宮崎駿 10/26 『枕草子(NHKまんがで読む古典)』 面堂かずき 10…

モーツァルト 交響曲第三十九番 変ホ長調

モーツァルトを聴いていると、アンビヴァレントな感覚に襲われることがある。明るさのなかの不安、幸福感のなかの危うさ。 ピエール・モントゥー指揮のモーツァルトが、一枚のCDに収められてある。作品は第三十五番(ハフナー)と第三十九番。堂々としたハ…

ラヴェル −捏造されるノスタルジア−

『ソナチネ』『ハイドンの名によるメヌエット』『マ・メール・ロワ』・・・。綺麗で、ふしぎで、儚げなラヴェルのピアノ曲。 この作品たちと共に過ごしている時間、自分の思いは現実から飛翔し、過去へとさかのぼる。明るく、おだやかだった、幼少時代。小さ…

『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集1』

チェーホフといえばまずは戯曲、そして短編の名品たち。しかし、彼は二〇代前半からすでに売れっ子作家となっており、スケッチのような小品を多くの媒体に発表していた。この本では、その時代の掌編小説六十五編がおさめられている。 収録作品は、大きく分け…