2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今月は以下の作品を鑑賞した。 1/9 『恐るべき子供たち』 ジャン=ピエール・メルヴィル 1/16 『ブローニュの森の貴婦人たち』 ロベール・ブレッソン
・「民俗芸術」と呼ばれるものは、あるものの形態はきわめて遠い過去にまでさかのぼるが、全てがそうだというわけではない。フランスの民衆的ロンドや童謡は、十八世紀のパリの社交界で流行した歌が期限となっていたりする。「民衆芸術」の背後には、きわめ…
・未開民族も近隣住民の芸術の事は知っているが、それにたいしては拒否する態度をとる。安易に外的要素を取り入れるなら、芸術の意味論的機能・社会内での役割が崩れ去ってしまうという、尤もな理由からそうしている。この考え方によれば、現代の芸術家(ピ…