2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月に鑑賞した作品

7/2 『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』 山田洋次 7/9 『男はつらいよ 柴又より愛をこめて』 山田洋次 7/11 『イースター・パレード』 チャールズ・ウォルターズ 7/16 『男はつらいよ 幸福の青い鳥』 山田洋次 7/18 『スイング・ホテル』 マーク・サンドリッチ 7…

『小鳥たちのために』 ジョン=ケージ 3/3

・(クリスチャン・ウォルフの音楽は)どうしても演奏されなければならない音があるとしても、それ以外の音については、他の音がその音に取って替わることができるでしょう。ところがシュトックハウゼンにおいては、これらすべてのことが闘争というプランの…

『小鳥たちのために』 ジョン=ケージ 2/3

・(生活としての芸術とは)<芸術としての生活>を望むとしたら、私は唯美主義に陥ってしまうかもしれませんね。なぜなら私がなにかを、生活に関するある観念を押しつけたがっているように見えるでしょうから。音楽は――少なくとも私が考えているような音楽…

『小鳥たちのために』 ジョン=ケージ 1/3

今年の春から夏にかけて読んだジョン=ケージの対談集。 統一だてられた主張が声高に語られるわけではないが、ケージの言葉ひとつひとつから、なんとなく彼の思想の全体が分かって来る、そのような不思議な本だった。 以下、考えたことをつらつらと。 偶然、…