2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月に鑑賞した作品

今月は以下の作品を鑑賞した。 7/9 『ドビュッシーとの散歩』 青柳いずみこ 7/19 『服装で楽しむ源氏物語 』 近藤富枝

『ドビュッシー 想念のエクトプラズム』 青柳いずみこ

誤解された「印象主義」 ヤロチニスキによれば、音楽作品を聴きとるにあたって、「測定可能」なのは機能的な側面だけで、それが表象したり叙述したりするものは、さまざまな解釈が可能になってくる。音楽学者たちの興味は、もっぱらドビュッシーの作曲技法に…

『入門経済思想史 世俗の思想家たち』 ロバート・L・ハイルブローナー 2/2

ヴィクトリア朝の学者たち ヴィクトリア期の経済学の特徴―「均衡」などの静的な概念が台頭したこと。(287) ボブソンは、彼の帝国主義論で、資本主義がそのジレンマから逃れるための不断の趨勢として、不可避的に戦争が導かれることを主張した。それは、例え…

『入門経済思想史 世俗の思想家たち』 ロバート・L・ハイルブローナー 1/2

以前親しくしていた人と、最近偶然再会する機会があった。いろいろ話をしたが、そのなかで「アダム・スミスの『神の見えざる手』という表現が神秘的で好き」というような話になった。 それで、この500ページ以上もある経済史の本を読み直してみようと思うの…