2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月に鑑賞した作品

今月は以下の作品を鑑賞した。 2/2 『「悲しき熱帯」の記憶−レヴィ=ストロースから50年』 川田順三 2/6 『トゥーランドット 蝶々夫人 ラ・ボエーム (マンガ名作オペラ)』 里中満智子 2/12 『トスカ マノンレスコー/ローエングリン (マンガ名作オペラ)』 里中…

マーラー 大地の歌(バーンスタイン)

マーラーは、その作曲家人生の中で、何度かの「変身」を行っている。『大地の歌』は、最後の変身を行った後の音楽。いわば、最終形態となったマーラーが作り上げた音楽といえるだろう。 異国の文化が怒涛のように流れこんでいた二〇世紀初頭の欧州。以前より…

マーラー 交響曲第七番(バーンスタイン)

マーラーの七番目の交響曲。この作品の第一印象は「よく分からない」といったものでした。副題に「夜の音楽」とあるとおり、夜の情景を描いていることは分かる。しかし、各楽章のつながりは感じられない。曲のストーリーが見えてこない。そして、あの異様な…

『しんきろうのみえる町』 伊藤真智子

小学校一年生のころの記憶に、蜃気楼についての本を読み、それがかなりおもしろかった、というものがある。ひょんなことから、それを思い出し、どんな本だったか調べてみた。 本のタイトルも覚えておらず、ダメもとで蜃気楼にかんする本をインターネットで検…