2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月に鑑賞した作品

今月は以下の作品を鑑賞した。 2/7 『舞台恐怖症』 アルフレッド・ヒッチコック 2/15 『三十九夜』 アルフレッド・ヒッチコック 2/16 『円地文子訳 源氏物語 巻一』 2/28 『救命艇』 アルフレッド・ヒッチコック

ツィマーマンのショパン(ピアノ協奏曲第1番、第2番)

ツィマーマンが自らポーランド祝祭管弦楽団を組織し、録音した作品。1999年の録音というから、クラシック音楽の「名盤」と言われるものの中では、かなり新しい部類に入るだろう。 私自身はショパンの協奏曲にはほとんど触れたことはない。それでも、一聴し、…

ツィマーマンのショパン(バラード、舟歌、幻想曲)

バラードは、数多くあるショパンの作品の中では、比較的マイナーなものとなるかもしれない。 ライナーノーツによれば、「バラードはショパンが創作した形式であり、「自由な形式の叙事詩」という文芸上のバラードの特徴を、ピアノ音楽に結実させたもの」との…

『現代思想の冒険者たちSelect レヴィ=ストロース』 渡辺公三 2/2

本の主な内容は、前回の記事にまとめたとおりです。 昨年『悲しい熱帯』を再読した際、最後に記述された主張がつかみきれず、もどかしい思いをしました。今回、著者の解釈するレヴィ=ストロースの思想に触れたことで、その意味が少し理解できた気がします。…

『現代思想の冒険者たちSelect レヴィ=ストロース』 渡辺公三 1/2

「悲しい熱帯」を読み、もう一度レヴィ=ストロースの思想に触れてみたくなったため、評判の良いこの書を読んでみました。多岐にわたる内容のうち、特に気になった個所は以下のとおり。 ・サルトルの「地獄とは他人のことだ」という言葉への批判。そのような…