地獄の黙示録/コッポラ

2007/12/15-12/17
ひとりの軍人の眼を通し、ベトナム戦争時のベトナムアメリカ軍を描く。
上陸作戦を演出するテレビ局や、プレイメイトに興奮する観光客気分の米兵など、当時のアメリカの堕落を描く一方で、戦争やベトナムという土地の持つ悪魔的な面も見せている。
人びとが狂気によって冷静さを失い、理性的判断が原始的殺人本能に打ち負かされる戦地ベトナムは、侵略者たちにとってまさに「地獄」であったのかもしれない。