クレールの膝/エリック・ロメール

2008/7/13-14
結婚を直前に控えた男が、二人の少女と「実験としての恋愛」をする、という話。
男はとくに、二人目の少女クレールの膝に非常な魅力を覚えるが、雨やどりの小屋で彼女の膝をなでまわしたあと、少女たちへの恋愛感情はなくなり、現実の結婚へと進む。
成熟した男のある種の冒険心というか、堕落への好奇心のようなものの動きを、上品かつ官能的に描いていると感じた。