2010/2/27
ラヴェル:スペイン狂詩曲
伝統的な西欧の作曲技法に、マラゲーニャやハバネラなど、スペインのリズムを取り入れた内容となる。ただし、あくまで「スペイン風」であり、土着の生々しい印象は少ない。
ルトスワフスキ:オーボエとハープのための二重協奏曲
弦楽器のうごめき、そして繰り返される不協和音が印象に残る。1979-80年作曲の作品であるが、出口の見えないような曲の構成は、当時の社会の反映であろうか。
ホリガー:クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による6つの歌
6曲が演奏される。全体的に神秘的かつ陰鬱な印象を受ける。また、解決感がなく、含みを持たせるような曲想が多い。