演奏会
2010/9/3 斉木由美:二つの素描−独奏ヴァイオリンとオーケストラのために マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 マーラーは自分にとって鬼門となっている作曲家である。そのため、今回の演奏会では初めて事前に解説書を読み、臨んでみた。 鑑賞の結果、例えば対位…
2010/7/10 ガーシュウィン:パリのアメリカ人 中間部の甘美なトランペットが素晴らしかった。また、強音部の各楽器の主張も良かったと思う。一方で、弱音時、中音時にもそのような主張がほしいと感じた。 以前よりこの曲には「パリ」よりは「ニューヨーク」…
2010/5/15 オネゲル:交響曲第4番『バーゼルの喜び』 20世紀前半の作品らしく、当時のポピュラー音楽で使われているような和音や、シンコペーションの技法が用いられている。ただし、楽章が進むにつれ、曲は難解な印象を増していった。 ラヴェル:ピアノ協奏…
2010/2/27 ラヴェル:スペイン狂詩曲 伝統的な西欧の作曲技法に、マラゲーニャやハバネラなど、スペインのリズムを取り入れた内容となる。ただし、あくまで「スペイン風」であり、土着の生々しい印象は少ない。 ルトスワフスキ:オーボエとハープのための二…
2010/1/23 武満徹:ウィンター 管楽器を吹く空気音を音色として扱うなど、オーケストラの楽器を和楽器のように使う面白さがある。現代音楽ではあるが、日本の伝統音楽を取り入れているせいか、直観的な難解さはなく、心地よく鑑賞出来た。 R・シュトラウス:…