今回、やっと見ることができましたが、多くの人の評のとおり「わからない」という第一印象があります。
映画で見るべきところは、例えば原始人からスターチャイルドへ至る進化の道であったり、未来の旅の具現化であったり、あるいは純粋な映画技術的な要素であったりもします。このように考えると、この作品は一見単純に見えるストーリーに、実は多くのものが埋め込まれている、非常に密度の濃い映画なのかもしれません。しかしその一方で、映画のスピードは非常に遅く感じ、その密度を感じるためには、観る人の素養が必要とされるのではないかとも思います。
そのため、観る時の年齢や経験によって多様な見方ができる映画の一つであり、それが難解であると言われながら極めて高い評価を受けている理由でもあると思うのです。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/09/10
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