ベルリン、僕らの革命/ハンス・ワインガルトナー

2008/10/24
「ロスジェネ」の若者たちを描いた、ドイツ側からの回答という印象を受けた。
ストーリーは、社会運動を行う若者たちが大会社の重役を誘拐する。重役はかつての革命の闘志であり、若者たちの行動を非難しながらも、思想には共感する。それに三人の恋愛を絡めた、ありふれているといえばありふれたもの。
演出も、荒削りな印象で、それほど洗練されてはいない。
しかし、だからこそ映画の訴えるメッセージが素直に伝わってくる。
若者たちの行動や考えに、日本の若者たちとの意外な近さが感じられるのも面白かった。