この映画の様に、圧倒的な善を見せてくれる作品に関しては、あまり批判めいたことはしたくないと考えてしまいます。
ただ、終始気になったのが、あくまで白人からみたルワンダの物語が描かれている点です。彼ら彼見ればルワンダの紛争は「民族紛争」ではなく「部族対立」なのであり、その野蛮さが強調されすぎているのではないかとも思えます。
このような悲劇があった国であるのなら、ルワンダの人びとの視点から見た、文学なり映画がもっと積極的に紹介されてもよいのではないでしょうか。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 110回
- この商品を含むブログ (368件) を見る