バスを待ちながら/フアン・カルロス・タビオ

ストーリーとしては、夢オチを採用するなど荒削りなところがあり、登場人物の性格設定や行動に関しても、やや稚拙な印象を受けました。テレビドラマ的な映画といってもいいかもしれません。
ただ、そのような現代的な物語が、前近代的キューバ社会の中に置かれることで見えてくる面白さがあり、その点は興味深いものでした。