モンソーのパン屋の女の子/エリック・ロメール

2008/9/27
パリのある青年が、恋している知的な女性を待ち伏せするうち、待ち伏せ場所の近くにあるパン屋の娘に魅力を感じ始めるようになる。パン屋の娘を食事に誘った晩、最初の女性と久しぶりに再会した彼は、約束をすっぽかし、彼女と食事に出かけてしまう。その後彼は彼女と結婚するが、結婚後に行ったパン屋にはすでにその娘はいない。
最後のパン屋の場面では、その後に多少なりとも印象的な結末が待っていると思ったが、娘がいないことが確認されただけで映画は唐突に終わってしまう。どこか拍子抜けした印象もあったが、リアリティを追求するならば、このような結末も妥当なのかもしれない。