桜桃の味/アッバス・キアロスタミ

2007/9/27
主人公のバディは、人生に絶望し自殺願望を持つに至っている。彼は自殺の協力者を求め、車に乗りさまよい続けている。車の同乗者に手を貸すよう頼むが、一人目のクルド人兵士は人を殺すことの恐怖から、二人目のアフガニスタン人の青年はイスラム教の教えからその申し出を拒む。三人目のトルコ人の老人も、人の命を助けたいと言い、申し出を拒む。老人は過去に自殺未遂をしたことなどを主人公に話し、彼と話す中でバディは生きる希望を取り戻す。