2018-09-23から1日間の記事一覧

『ひらがな日本美術史2』 橋本治 2/3

藤原豪信筆「花園天皇像」 似絵というのは、豪信の辺りで途絶えてしまった、王朝由来のリアリズムの流れなのである。「この人間の顔の描き方は肖像画としてウンヌン」などというつまらない詮索をしないで、素直に、その筆の美しさを見ればよいのだ――そうすれ…