一九七〇年代後半以降のバルトは、それまでとはすこし毛色の違ってくる。もともと硬派な印象が強いわけではないのだが、われわれが「ロラン・バルト」という固有名詞から受ける、耽美的で、少し退廃的な趣もある感覚は、この頃の思想にもっとも現われている…
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