『大菩薩峠 完結編』 内田吐夢

2009/6/22鑑賞
甲州では奇妙な殺人事件が頻発している。そのなかで、お玉はお君と名前を変え、屋敷に奉公する。
一方、嫌疑をかけられて投獄させられた兵馬は、ともに投獄されている倒幕の士とともに脱獄する。
龍之介と兵馬は一時対峙するが、邪魔が入り決着はつかない。
その後、龍之介は峠に立ち寄り、殺したお浜の墓を目にする
一方、兵馬とお松は結婚し、峠で龍之介の養子と出会う。
神尾主膳は、用なしになった龍之介と女を焼き討ちにするが、兵士を斬られ脱出される。後に見た夢の中で、龍之介はお浜と郁太郎に出会う。大雨の中、郁太郎は氾濫した川に流される。龍之介は赤い色の川の中で、郁太郎を探し続ける。
地獄の業火の様子を描いた屏風画の映像が、最後を締めくくる。
「龍之介という人は、自分の子も抱くことができない。かわいそうな人」

大菩薩峠 完結篇 [DVD]

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