男と女/クロード・ルルーシュ

2007/3/5鑑賞(再鑑)
それぞれのパートナーを亡くした、映画監督のアンヌとレーサーのジャンの恋を描いた物語。全編に流れる映像、音楽とも品がよく、二人の持つ雰囲気も素晴らしい。格好の良さばかりが目に付くが、例えばジャンがモンテカルロからアンヌのアパルトマンに会いにき、彼女の居場所を尋ねるために警察の振りをする所など、かわいらしいシーンもある。二人の初めてのセックスのとき、アンヌは死んだ夫のことが忘れられず、ジャンを受け入れられない。かつての恋を突然中断させられた女性とは、このようなものなのだろうか。