2020-07-20から1日間の記事一覧

『浄瑠璃を読もう』橋本治 4/4

これはもう「文学」でしかない『冥途の飛脚』 忠兵衛の描かれ方はそのようにリアルで、ステロタイプな和事の演技で片付くようなものではないし、近松門左衛門は「すべてを言葉で語り尽してしまうような特権的な作者」でもあるから、自分の描いた詞章で人形が…